みその魅力

こんなにある みその効用

みそには病気予防や毎日の健康づくりに役立つと言われる有効成分や栄養分がたくさん含まれています。
現在では科学的な研究や医学的な実験によってさまざまなみその機能性が確認され、実証されています。

コレステロールを低下させ動脈硬化を予防

みその主原料である大豆に含まれているタンパク質、食物繊維、レシチン、サポニンには体内のコレステロールを低下、血管の弾力性を保持し、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などを予防する働きがあると言われています。


みそでガン予防

みそ汁を食べる頻度が高い人ほど、胃ガンによる死亡率が低いことがわかっています。大豆に含まれる有効成分は、さらに肝臓ガン、乳ガン、大腸ガンなども予防すると言われています。


健康&美容にも! 抗酸化・美肌効果

大豆に含まれるサポニンと褐色色素には、過酸化脂質の生成を防止する効果があると言われています。また、みそに含まれる遊離リノール酸に、シミやそばかすの原因であるメラニン合成を抑制する作用がると言われ、美肌効果が期待できます。


意外と少ないみその塩分

カリウムの多いニンジン、ゴボウ、サトイモ、ほうれん草、小松菜、ワカメ、ヒジキなどと組み合わせることで、塩分を体外に排出する働きが得られると言われています。


消臭効果

みそには肉や魚の臭みを消す働きがあると言われています。上手に臭みを消して、同時にうまみのエッセンスを引き出すという、一石二鳥の働きが期待できます。


放射能も除去

みそには放射能物質を除去する効果があると言われ、1986年のチェルノブイリ原発事故以降、チェルノブイリやヨーロッパ諸国へみその輸出が急増しました。


 

みそにまつわる ことわざ集

みそ汁を食していることで、病気になりにくいカラダとなることを、昔の人たちも実感していました。みその良さをうたったことわざがたくさんあります。その一部をご紹介!

「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」

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「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」 ― これは江戸時代のことわざです。『本朝食鑑』によると「みそはわが国ではむかしから上下四民とも朝夕に用いた」もので「1日もなくてはならないもの」であり、「大豆の甘・温は気をおだやかにし、腹中をくつろげて血を生かし、百薬の毒を消す。麹(こうじ)の甘・温は胃の中に入って、食及びとどこおりをなくし、消化をよくし閉塞を防ぐ。元気をつけて、血のめぐりをよくする」効果があるとしています。そして、これがみそに対する認識の礎になりました。
庶民は経験に基づく伝承によって「手前みそ」を醸造し、調味料としてのみならず、保健のための栄養素として、みそをべースにした食生活を確立したのです。江戸庶民の文化やパワーも「みそがあってこそ」のものだったといえるでしょう。

【本朝食鑑(江戸時代の食の専門書)】12巻10冊 元禄10年(1697年)刊
腹中をくつろげ、血を活かし、百薬の毒を排出する。胃に入って消化を助け、元気を運び血の巡りを良くする。
痛みを鎮めて、良く食欲を引き出してくれる。嘔吐をおさえ、腹下しを止める。また髪を黒くし、皮膚を潤す。

「みそ汁一杯三里の力」

1里は約4km。1杯のみそ汁には12kmを歩ける栄養がつまっている。

 

「みそ汁は医者殺し」

みそ汁で健康が保てるため、お医者さんが必要なくなってしまう。

 

「みそ汁はたばこのずをおろす」

みそ汁を飲むことでたばこの害、毒もデトックスできる。

「みそ汁は朝の毒消し」

みそ汁を毎朝飲むことで、いつのまにか健康が保てている。

 

「みそ汁は不老長寿の薬」

みそ汁には、元気で長生きできる栄養がいっぱいある。

 

「みそで飲む一杯、酒に毒はなし」

酒も、みそをつまみで飲めば、害がないという例え。

こんなにいっぱい、みその栄養成分

味噌の栄養

みその主成分である大豆は、良質の植物性たんぱく質を多く含む食品で“畑の肉”をいわれます。
みその栄養は、米みそ、麦みそ、豆みそでは、若干異なりますが、中心になるのは大豆の栄養です。
みそは発酵によって、大豆にはない、またあっても少量のアミノ酸やビタミンなどが多量に生成され、栄養的にさらにすぐれたものになっています。
大豆のたんぱく質は、酵素によって加水分解され、約30%がアミノ酸になります。その中には生命維持に不可欠な必須アミノ酸9種がすべて含まれます。その他にも炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、たくさんの栄養素が含まれます。
一つの食品で、これほど多くの栄養を含むものは、ほかにありません。

みそ健康づくり委員会 「みそを知る」引用